髑髏城の七人

多分にネタばれを含みます。ハローのヲタとしては関係ないと思いますが
もしかしたら観に行く人もいるかもしれないので。


ゲキ×シネとは、舞台で上演された芝居を、撮影されたものを映画館のスクリーンで見るというものです。席は6列とかなりの良席…って、映画館で前は見にくいのです(泣)



戦国時代を扱う芝居っていうから、てっきり時代劇とか狂言みたいのを想像してましたよ。そしたら武士団か何かと思われる人は、いきなりギラギラの鎧。ロックっぽいのを歌いだす人も。なんだいギャグか?(笑)


観ててわかったんですけど、思っていたほどカタイ雰囲気のものではなく笑いの要素も多分に含んでいるんですね。元光GENJI佐藤アツヒロが武士(元は百姓ですが)なのにローラースケート履いてたり、南蛮の武器だの何だの言って飛び道具が当時考えられないほど発達してたり、その武器で鳥をヤキトリにしてみてたら弾切れとか(爆)


歌あり踊りあり笑いあり涙ありの芝居の中核を担っていたのは、市川染五郎。女性客のが多かったのは彼が出るからだな。
わかりやすく言えば、主人公と敵の親玉が元は同じ「織田信長の影武者」という設定で、その両方を演じて見せていました。(両者が揃うときは、悪玉?の方が仮面をつけ)それで仲間は入れ替わったと勘違いして・・・と、こんな魅せ方もあるのかと感心。


歌の面では、色町の代表格を演じた高田聖子が好き。よくわかなんないけど。




片道10円安いからという理由で国鉄でなく私鉄を使うドケチの僕に、「チケット代以上の価値はあるな」と思わせてくれる公演でしたね。今回は連れてってもらったんでタダなんですが(爆)行く前は正直乗り気じゃなかったんですよぉ(おいおい)


何の予備知識もなくても楽しめるのもプラス。ヲタは膨大な背景知識を共有しないと到達できないところがあるからね。逆にそこから生まれる一体感もあるのだけれど。どっちが外向きかは火を見るより明らか。


本物の舞台も、観てみたいものだなぁ。