AKB48に関する考察

事務所とファンがケンカしてるようにしか見えないハローに嫌気がさしてきた頃、就活の間にお休みのつもりで行ったAKB48にハマりました。最近ではキモい脳内レポを垂れ流していますが、いったい何がそんなにいいのか、そして問題点はないのか、といったことを考察してみようと思います。番号は便宜上つけただけです。

  • ①・・・会いにいけるアイドル

どう企画が進んでいってこうなったのかはわかりませんが、毎日開いている劇場で、毎日やっているアイドルのコンサート。いつ予定が決まるかわからず、夜は比較的ヒマ、という就職活動をしている私にとって、当日に行くかどうか決めることができるこのシステムはありがたいものでした。

  • ②・・・破格のチケット代

1枚1000円です。ハローだと公式に手に入れるためには安くて5000円くらいなので、5〜6倍違います。5年ほどハロプロの追っかけをやっていてわかったことは、私の場合コンサートが一番楽しいということだったので、安く、その分回数見に行けるのはかなり魅力的だと感じています。

  • ③・・・ファンの声を採り入れようという姿勢

劇場の支配人が公式サイトでブログを公開し、意見などを書いています。そして、劇場で彼に話しかけると聞いてくれますし、メールにもきちんと返信しているようです。この事務所は違う*1と思わせてくれます。

  • ④・・・チケットと抽選入場

チケットは全て当日販売で、早く買った人から順に1からの番号が記載されています。しかしこの順番に入場するわけではありません。開場の10分前ぐらいから10人ずつ指定の場所に整列し、チケットの半券が配られます。そして抽選により10人ずつ入場*2。入場時に先ほど配られた半券を手渡します。定員は現在250名です。
こうすることによって、複数購入して良いほうの番号で入ろうとすることや、徹夜で早く買おうとすることを防げるのです。更に、毎回抽選を行うので、誰でも平等に最前列で見るチャンスがあります。最前列に座れる人を20人とすると、数字上12、3回に1回は最前ということになります。


この辺りが評価できるポイントかな。はっきり言ってオイシイです。
安く落とすためにヤフオクを利用し、事務所に話は聞いてもらえず、徹夜組が常にいるハロヲタを分析してるんじゃないかと思うくらい(w

  • ⑤・・・公式サイト

プロフィールやスケジュールはもちろん、ライブの模様を抽出した動画が置いてあります。これは雰囲気を知ってもらうにはいいかも。劇場マナー等の注意事項も。支配人のブログと、日替わりの日誌(動画)あり。

  • ⑥・・・グッズ戦略

グッズはやっぱり利潤追求してますね。初期から1890円で売っていた写真集に、今更生写真100種類*3の中から任意の1枚をプレゼントするようになっていたり。メンバーの顔が前面についたTシャツが1枚3000円ですが、推しの人は欲しいですか?


⑤に関して言えば、公式サイトは大変充実していてよろしいのですが、劇場においてはこれほど細かな説明がなされていません。スケジュール表は、言えばもらえますけれど、これも最近の話です。インターネットを自由に使える環境いる人といない人とでは、情報量で雲泥の差が出てしまうのです。⑥に関しては、まあ常套手段といいますか。1回の稼ぎが25万で、ステージに立つ人数が20人、他に何人もスタッフが動いていて1時間半のきっちりしたコンサート(証明とか色々)やるって考えると、利益出ないでしょうからね^^;)


んで、ここから課題だと思うことを。

  • ⑦・・・地方ファンへのケア

「桜の花びらたち」のイベントで北海道から九州まで全国を回り、握手会でファンを獲得してきました。が、それ以降地方での活動は一切ありません。秋葉原の劇場では毎日のように公演をやっているのですから、地方のファンは差を感じてイヤになってしまうかもと。お昼の番組や深夜番組でちらっと映ったりはしますが、音楽番組とかへの出演すらないですねえ。
と、原稿を書いていたら、Mステと音楽戦士に出演が決まった模様。少しずつ書き溜めてたんで

  • ⑧・・・一般層への突破力

外に向かって売り出そうという気があまり感じられない。これはハロプロも大差ないのだけれど。2ndシングルの「スカート、ひらり」の特典は、メンバーと遊園地に行ける権利がかかっていて、既存ファンの大量買いが多発すると予想されます。これじゃ店頭に並びやしない。どのくらい仕入れるのかはわからないけれど。これでは単なる囲い込みで終わってしまいますよ。自分は「既存ファン」に属するので、当たれば嬉しいけれどそんなにお金はないので1枚買ってみるかー、って感じですが。

  • ⑨Kチームの扱い

AKB48にはAチームとKチームがあります。テレビに出たりCDを出したりグッズがあるのは全てAチーム。同じAKB48なのに、そこまで差をつけるのかと。AKB48の一般層における知名度がかなり低いことを考えるとメディア露出はまだ理解できますが、グッズはKも同じ扱いにしていいような。

  • ⑩メジャーデビューという「目標」

AKB48には、メジャーデビューを目指して競い合うというコンセプトがあります。劇場を卒業しメジャーデビューをすることが各メンバーの最終目的なわけです。しかし…今のままどれだけ劇場公演を続けても、正直卒業生がメジャーデビューしたところで売れないと思うんですよね。モーニング娘。の卒業生であんなものですからね。それなら「AKB48」というグループでメジャーデビューしたほうがまだ戦っていけると思います。



いかがでしょ?問題もありますが、アイドルのコンサートに抵抗がない人であれば、軽い気持ちで遊びに行っても、値段の分ぐらいは楽しめると思います。
ただ、もうちょっと劇場を離れてもいいかなと。地方もそうですし、首都圏だとしても日曜日は需要に対してキャパが全然足りないので、時には場所を変えることを検討してほしいかなと。ずっと同じ場所で同じことを続けていては、飽きや慣れから荒れてきます。
今度チャンスがあったら支配人の戸賀崎さんに直接伝えてみます。

*1:アップフロントとは、ってことだけど

*2:下1桁0番が最初で、9番が最後。つまり130番代が呼ばれたら130→131→132→…138→139と入場できます

*3:Aチーム20人×各5種